悪い我慢ではなく、良い我慢をしよう|心が疲れた子供たちへ

このページのまとめ
一生懸命にがんばっているあなたの心は、今とても疲れてしまっていませんか?
疲れすぎて、もう死んでしまいたいと思っているかもしれません。
でも、ちょっと考えてみてください。
もしも、あなたの悩みがすべてなくなるとしたら、それでも死んでしまいたいと思いますか?
「悩みがすべてなくなるのなら、それだったら生きていてもいいかな」と思うのであれば、今は死ぬときではないですよ。
悩みをなくすために、がんばって相談してみましょう。
我慢をがんばってはいけませんよ。
相談することをがんばりましょう。
そうすれば、あなたの悩みは、必ずなくなります。
あなたの疲れた心も、きっとまた元気になりますよ。
こころが疲れた理由は何でしょうか?
あなたの心が疲れてしまった理由は何でしょうか?
- 学校が嫌だから
- 勉強が嫌だから
- 先生が嫌だから
- 友だちが嫌だから
- お父さんやお母さんが嫌だから
などなど、いろいろな理由があると思います。
ただ、どんな理由で心が疲れてしまったとしても、決してあなたが悪いわけではありませんよ。
自分がダメな人間だとは思わないでくださいね。
良い我慢と悪い我慢があります
あなたは、今までいろいろなことを我慢して頑張ってきました。
とても偉いと思います。
でも、世の中には、良い我慢と悪い我慢があります。
良い我慢は、自分が成長するための我慢です。
そして、悪い我慢は、今のあなたがしているような、心が疲れてしまうような我慢です。生きているのが嫌になってしまうような我慢です。
悪い我慢をどれだけしても、成長はできません。
疲れて死んでしまいたくなるだけです。
周りの大人に相談しましょう
あなたは、「我慢しなければ立派な大人にはなれない」と言われたことがあるかもしれません。
そのために一生懸命我慢しているのかもしれません。
でも、そんなことはありません。
ときには我慢も必要ですが、心が疲れるだけの、死にたくなるほどの我慢をしてはいけません。
そんな我慢は、なるべく早くやめてしまいましょう。
やめることが難しければ、周りの大人に相談しましょう。
助けを求めれば、必ず誰かが助けてくれます。
助けてくれる大人が、必ずいます。
相談すれば、こころが楽になります
誰かに相談すれば、あなたの心はきっと楽になります。
相談することは勇気がいることかもしれませんが、そこは頑張って相談してみましょう。
我慢を頑張ることはやめて、相談することを頑張るのです。
みんなと同じじゃなくても大丈夫
もしかしたら、あなたの得意なことや不得意なことは、周りのみんなとちょっと違うかもしれません。
でも、周りのみんなと違っても、何も問題ありません。
みんなと同じである必要はなく、むしろ、違うことにこそ価値があるのです。
世界は広い
この世界は、あなたが思うよりも、とても広いものです。
そして、そこには、あなたが思うよりも、とてもたくさんの道があります。
そこにはいろいろな人がいて、けっこう好き勝手に生きています。
そこは、あなたがいま疲れて苦しんでいる世界よりも、広くて自由な世界です。
勇気を出して相談すれば、あなたもきっとその世界の住人になることができますよ。
この記事を書いた人

氏名 | 鈴木 雅人(すずき まさと) |
生年月日 | 1980年(昭和55年)4月1日 |
国家資格 | 社会保険労務士 第10230004号 精神保健福祉士 第26879号 |
座右の銘 | 人間万事塞翁が馬 |