迷惑はお互い様

この記事の内容

私と同じような人へ

周囲に迷惑を掛けないように気を遣ってばかりいても、ただ疲れるだけです。

あなたがやっているほど、他人はあなたに気を遣ってはくれません。

その結果、他人は疲れず、あなただけが疲弊していきます。

そして、あなたの人生も私の人生も、もう間もなくあっという間に終わります。

終わってしまえば、本当に「すべてが終わり」です。

他人に気を遣ったから健康に長生きできるわけではなく、天国に行けるわけではなく、来世で良いことがあるわけではありません。

あなたのたった一度の人生、ただただ疲れるだけで終わってよいのでしょうか。

ただ疲れるためだけにオギャーと生まれて、育ててもらって、わざわざ今まで苦労して生きてきたのでしょうか。

疲れているのは、気を遣っているあなただけです。

そんなの馬鹿らしいと思いませんか。ふざけていると思いませんか。腹が立ちませんか。

そう思うなら、もうこれ以上迷惑がどうとか他人の目がどうとか下らないことを考えていないで、やりたいようにやってください。

注)法律違反はいけません。人の道に反することもいけません。他人の目や世間体ばかりを気にして縮こまって生きていくのはやめましょうということです。

10年間の抑うつ状態

さてさて、私自身は、18歳からの約10年間を慢性的な抑うつ状態で過ごしました。1998年から2007年頃のことです。

当時は、郷土の詩人・萩原朔太郎のように「過去は寂寥の谷に連なり 未來は絶望の岸に向かへり」と考えており、心の師・太宰治のように「人間、失格」「生れて、すみません」といつも思っておりました。

周囲の方々にご迷惑をおかけしましたし、個人的にもなかなか辛いものがありました。

ときに精神科クリニックの診察室で号泣してみたり、真夜中に利根川にかかる橋の欄干を乗り越えてみたり、ある意味で貴重な経験をすることもできました。

それこそが宝物

この生産性のないうつうつとした日々は、人生を合理的・効率的な側面だけから考えれば、たしかに無駄な時間かもしれません。

ましてや、それが10代後半から20代にかけての若く貴重な時間であったことを考えれば、失ったものは大きいともいえます。

しかしながら、そんな自分自身にひたすら向き合い続けたこの10年間こそが、今の私のベースとなり、原動力となり、宝物となっています。

無駄なことはひとつもない

そして、人生の折り返し地点を過ぎた実感として思うのは、この人生は何がどう作用してどうなるか、本当にまったくわからないということです。

それゆえに辛く苦しいことも多々ありますが、思わぬきっかけで霧が晴れ、視界がひらけることもあります。

負の遺産とみなしていた過去の経験が、思わぬところで役に立ち、思わぬところで自分を支えてくれるようなことが、たしかにあるのです。

やりたいようにやっていこう

結局のところ、何がどうしてどうなるかなんて、誰にもわかりはしないのです。

だから、周囲の目はあまり気にせず、あなたがやりたいことをやりたいようにやっていけば、それでよいのだと思います。

たとえどんなに惨めな思いをしても、みっともない思いをしても、恥ずかしい思いをしても、それでいいんです。そんなもんです。

迷惑はお互い様

また、周りに迷惑をかけたくないというのも、誰もが思うところです。

もちろん、迷惑をかけないに越したことはありません。

ただ、そんなことはそもそも不可能です。

お互いが迷惑をかけあって、それを許容しあって、この社会は成り立っています。

だから、少しくらい迷惑をかけたところで、さほど気に病む必要はないのです。

そんなものは、あって当然のことなのです。

誤解をおそれずに言えば、誰もが生きてるだけで迷惑なのです。

迷惑は悪いことではなく、ごくごく自然なことなのです。

  • 惨めな思いをせずに生きていくこと
  • みっともない思いをせずに生きていくこと
  • 恥ずかしい思いをせずに生きていくこと
  • 他人に迷惑をかけずに生きていくこと

これらはどれも不可能なことです。

絶対に不可能なことを可能にしようとすると、当然に疲れてしまうのです。

責任者は誰だ

あなたの人生も私の人生も、二度とはない限りある人生です。

遅かれ早かれ、必ず終わりのあるものです。

そして、たぶん、あっという間に、あっけなく終わります。

それならやはり、やりたいことをやりたいようにやった方がよいのです。

仮にあなたが誰かに遠慮して、周りの目を気にして、本心とは違う行動をし、その結果が不本意なものになってしまったとしても、その誰かや周囲の人々は、決して責任を取ってはくれません。

当たり前です。その人の人生ではないからです。

あなたの人生に責任を持てるのは、あなただけです。

あなたの人生は、他の誰のものでもない、あなただけのものなのです。

だから、あなたが決めてよいのです。

あなただけが、決められるのです。

この記事を書いた人

若宮社会保険労務士事務所 鈴木雅人
氏名鈴木 雅人(すずき まさと)
生年月日1980年(昭和55年)4月1日
国家資格社会保険労務士 第10230004号
精神保健福祉士 第26879号
加入団体群馬県社会保険労務士会
群馬県精神保健福祉士会
群馬県精神保健福祉協会
家族妻と長男
座右の銘人間万事塞翁が馬

事務所概要

事務所名若宮社会保険労務士事務所
代表者鈴木雅人
所在地群馬県前橋市日吉町4-14-7
電話番号080-7712-2518
メールinfo@wakamiya-sr.com
定休日不定休
対応地域全国
対応方法メール/電話/郵送